あんこ

今月のku:nelが届いた、京都の話。京都には旧友がいて、有機農業をしている。この夏あたり、久しぶりに訪ねたいなあなどと思いながら、それよりもこの「あんこ」。

最近、特にあんこが欲しくなる事が多くなった。運転していて我慢できなくて、たい焼き屋に飛び込む事がある。食べれば必ずと言っていいほど軽く胸焼けするのに、それでも毎日あんこが欲しくなるのは・・・糖尿病かしら?と思ったりする。

でも、あんこ好きは親父ゆずりで若い頃からそうだった。高校生の時にもどうにも我慢できなくて、夜、下宿でぜんざいを作った事がある。しかも、あずきから。

それが、主にチョコレート好きにすり替わっていただけなのだ。どころが最近になってやっぱり日本人の本性を現したのか、あんこに回帰してしまったという具合である。チョコレートも食べてるけど・・・酒好きの甘党ときたら、きっと長生きは出来ないな。

今日も今日とて、運転中に無性にあんこが欲しくなった、駅前の高田万十はなんとかやり過ごせたが、中川原に来る頃にはあんこ熱は極度に達し、マックスバリューの駐車場にウィンカーを上げていた。(また、一口茶屋の中途半端なたい焼きでお茶を濁すのか・・・どうせなら平原の日本一たい焼きが・・・)と思って二の足を踏んだ瞬間思い出した。

ku:nelの中程のページで見たようなトーストの図、トーストにマーガリンを塗って、あんこを延ばしてあった。

瞬間、僕は駐車場を出て稲葉崎方面へ、ある人から聞いていた。「稲葉崎の肉屋さんの隣に手作りの美味しいあんこを売っているおばちゃんがいる。」心当たりの肉屋さんへ、隣は昔懐かしいマーケット、ねじねじのチューブに入ったゼリーとか、ちり紙やフマキラーがある。心ばかりの魚屋さん、申し訳程度の総菜。たいくつそうなおじちゃんから840円分ののあんこをもとめると、ずっしり重い紙包みを渡された。

帰って早速パンを焼き、マーガリンを塗って、あんこを延ばしてパクリ、今少し胸焼けがしている。

この量ならしばらくはたい焼きのお世話にならなくて済むね。

これは「あずき」じゃなくて「あづき」の話>

弟には3人の娘がいて、長女「詩月(しづき)」、次女「夢月(ゆづき)」3人目はまさか・・・と思っていたらまんまと「あづき」と名付けた。愛月と書く。まだ1歳にならない。この子たちがたまらなく可愛い。台君はすっかり子どもになってしまったし・・・あの赤ちゃんの無邪気な笑顔がたまらん。1日中でも預かっていたい感じ、で、今日発売の僕の新しい文字を「あづき」と名付けた。いつも普通に書いている文字だけど、必要としてくれる人がいるかも・・・との思いから。

たくさん売れたら、おじちゃんが靴でも買ってやるからな。あんよ、上手になるんだぞ。

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