先々週行われた大師祭りのパレード。延岡青年会議所の「だんじり」の企画として、沿道の子ども達(おばあちゃん達も)に綿の種を12,000粒配りました。例年、駄菓子を配っていたのだけど、今年は、なんとなく、エコというか自然を意識してもらえるようなものを配りたいと思って企画したこと。
果たして、何人の人が種を蒔いてくれただろうか?
今朝、うちの庭に蒔いた種が芽を出した。殻を帽子のようにかぶって、すくっとたくましく。綿花には、優しくてか弱い女の子的なイメージを持っていたけれど、こいつは少し違う、元気な男の子だ。
この夏、この街中のいろんな路地で、ベランダのプランターで、学校の花壇で、すくっと伸びた綿を目にする事があったら、それはきっと、僕と仲間たちが夜中にビール飲みながら、わいわい、がやがや、小さい袋に8粒ずつ入れた、あの綿たちです。
そして、秋にはきっと、Tシャツやジーンズが何百着も作れてしまうくらいの綿が、ポクリ、ポクリとはじけて、白くて丸い姿を見せてくれていることだろう。
新しい命・・・を感じた朝。
そして、花壇の一角では、前の家主さんが引っ越す前に、大きくなりすぎたので切り倒したという柿の木の切り株から、これも太くてたくましい柿の新芽が出ていました。越してきた頃、近所のおじいさんが散歩に来て、「大きな柿がいっぱいなる木じゃったのに・・・もったいない。」と言っていたっけ。
切り株は、小石で作ったミニカー置場のまま朽ちて行くのかと思っていたのだけれど・・・命はつながっていたんだね。桃栗三年、柿・・・・8年後には柿が実るのかな?その頃花壇は、こぼれ種で綿花だらけになってはいまいか?などと想像しながら・・・連休前、たまった仕事を少しでもこなしておこうと思う今日この頃。