中国で・・・

久しぶりに絵の具を使った。朝も晩もコタツでも寝床でも、テレビ見ながらでも、飲みながらでも万年筆で文字ばかり書き続けていたので、この色塗りは楽しかった。

僕は、絵が上手ではない。子どもの頃から・・・上手になりたいとは思っていたけれど、真面目に勉強する事も無いまま、いつか仕事で絵を描く事になっていた。

今でも、上手に描こうと気合いを入れて白い紙なんかに向かうと必ず失敗する。例えば馬の耳から丁寧に描き始めると、足を描く頃には異常なバランスになっていて、馬だかカバだか分からなくなったりする。

だから、こんな絵を描くのでも必ず、安いノートに落書きするつもりで描き始める。新しいページにかしこまったのでは、固い絵になるので、メモを書き散らした間とか、ミスコピーの裏とか。

そうやって気合いを入れない下書きの中から、一番しっくりくる絵を選んで、あとは色んな方法で育てていくのです。そうすれば、なんとか人に見せれるような絵になる。(なってる?)

だから思う。子どもの絵が素晴らしいわけだね。

この絵は、幼稚園の壁画にどうです?と提案しています。さて、日の目を見る事ができるかな?

レベルは全然違って、こういう人を天才と言うんだろうと思う、僕の一番好きなイラストレーターはこの人。

幾米(ジミー・リャオ)

大学時代の友人が中国に行く度に、向こうで出版されている画集を送って来てくれていたから。温かくて、どこか切ない絵が素晴らしい、と思う。

ちなみに、台が日本一のドラえもんファンになったのも、実はこの友人のおかげ。同じように中国語で出版されている「ドラえもん」を根こそぎ送ってくれてたから。大人なら中国語の文字に敬遠する所だけど、まだ字が読めなかった台には「そんなの関係ねえ!」てなもんで、絵だけで何十冊も覚えてしまったというわけ。

ありがとう、大塚!結婚できたか?

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